伊丹再発見シリーズ -いたみの名物(3)− 伊丹市特産南京桃 赤、白、ピンクの3色の花が咲く伊丹市特産花木「南京桃」は、約150年前に中国原産の八重咲きの花桃が兵庫県伊丹市に持ち込まれ、東野地区で栽培されたのが始まりといわれます。 市内でも東野地区は果樹植木生産農家が多く、特に接木栽培が盛んな所です。 日本から贈られた米国のワシントンポトマック河畔の桜は実はこの地区から出荷された桜の台木に東京荒川堤のソメイヨシノ種等を補木として接木されました。 「南京桃」に受け継がれたその接木の伝統技術は小型の花モモの原木に、3色の花が咲く枝を「芽接ぎ」という独特な技法で接ぎ、伸びた枝をワラなどで引っ張ってしだれさせます。 その姿が大道芸の「南京玉すだれ」に似ていることから、南京桃と名付けられたといわれています。 主な出荷先は関東、東北地方で、4月3日に旧暦で行われるひな祭りには欠かせない花となっています。 伊丹市南京桃ブランド化実行委員会(久保勝平会長)が例年3月中旬に即売会を開催。 近畿一円から観光客が集まる野鳥の楽園・昆陽池公園の即売売場には、1鉢の値段が格安の1500円前後とあって、市内外から詰めかけた愛好家らが枝振りなどを念入りに品定めしては購入されます。 花の観賞期間は、室温が15度くらいの所で約3週間といいます。市内には250種1万本のバラが咲き誇る荒牧バラ公園がありますが、バラとともに伊丹の花木として知られる南京桃の生産は全国シェアNo.1を誇ります。この桃は、台木に赤、白、ピンクの花桃を芽継ぎし、1本1本の枝に細工をほどこしたもの。3月中旬頃に華やかに咲き、全国各地に出荷されます。 |