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市内の名勝景観シリーズ(2)昆陽池公園 大阪空港(伊丹空港)から離陸してすぐ上昇中の機内左側窓から眼下を見れば池の中に日本列島が見えて感動するところがあります。その公園が昆陽池公園です。(クリックー伊丹市ページへ) その名のとおり昭和43年(1968年)に昆陽池を埋め立てられ一部公園化され、さらに47年・48年で現在の姿に整備されました。 120羽のコブ白鳥をはじめ、カモ類の集団越冬の地で知られる野趣豊かな 公園。伊丹市のほぼ中央部にあり、公園面積は27.8ha。約60%を占める大池や園内の林や湿地など自然の緑も豊かな公園で園内には昆虫館(クリック)もあります。バードウオッチングや散策などが楽しめ今では都市部では珍しい野鳥のオアシス。関西屈指の渡り鳥の飛来地で、秋から冬にかけては3000羽を超えるカモなどが池面を埋めつくします。 昆陽池は奈良時代の名僧、行基が天平3年(731年)に築造した農業用のため池で埋立てられる前は現在の倍ほどの広さがありました。 この地「猪名野ささはら」は古くから万葉集に登場する地名で多くの歌人に詠まれてきました。 六甲山系(ありま山)を望む秋の夕暮れはいまでもすばらしく万葉集にも多く詠まれていることが物語っています。 <市内の「いなのささはら」を詠んだ歌碑より> 「しながどり 猪名野を来れば有間山 夕霧立ちぬ 宿はなくして」 − 読み人しらず 猪名野を歩いてくると、有馬山に夕霧が立った。 今夜泊まる所も決まってなくてさびしく、不安な猪名野の旅の心を詠む。 「しながどり 猪名野の原の笹枕 まくらの霜や 宿る月影」 −源実朝 (建久三年(1192)〜承久一年(1219) 笹の生い茂った猪名野を旅して笹を枕に野宿していると、月かげが宿るのは、 枕に霜がおりているからであろうか。−名勝猪名野の旅を偲んでの歌。 「しながどり」(息長鳥、志長鳥)とは、かいつぶりのこと。ヰナ(猪名)にかかる枕詞であり 伊丹市内各所に建立されている歌碑の中にも6ヶ所「しながどり」が出てきます。 水鳥「かいつぶり」は琵琶湖のある滋賀県の県鳥となっています。かいつぶりが戯れる往時の昆陽池が偲ばれます。
■所在地 伊丹市昆陽池3丁目 手動の時は小さい写真をクリックして下さい。 感謝:写真撮影者 森本正幸氏(C) 波のjavaアプレットは宮本幸雄氏(C)。 |